ドローン活用 第18回|Instagram用とホームページ用を別々に撮影する理由

不動産の空撮では、「同じ場所を撮るのだから、一枚の写真をInstagramとホームページの両方に使えばよい」と考えやすいのですが、実際に撮影と掲載を繰り返してみると、そう簡単ではありません。
Instagramではスマートフォンで見たときに物件の特徴が伝わる縦方向の構図が使いやすく、ホームページでは横長で建物や土地、前面道路、周辺環境まで広く見せる写真が役立ちます。横長写真を後から縦に切り取るだけでは、必要な道路や駐車場が外れてしまうこともあります。
さらに、実際にドローンを飛ばしている最中は、スマートフォンを手元で縦横に持ち替えるように、一瞬で画角を変更できるわけではありません。まず適度な高さまで上昇して、プロポ画面で撮影範囲や周辺状況を確認します。そのうえで、正式にどの高さ・方向・画角で撮影するかを決める際には、一度ドローンを着陸させ、構成をしっかり考えてから再び離陸して撮影することもあります。
一つの物件でも、Instagram用、ホームページ用、文字を入れる写真など用途が増えれば、高さや距離、カメラの向きを変えながら、この確認と撮影を繰り返します。撮影時に「後で編集すれば何とかなる」と思っても、必要な範囲が写っていなければ後から加えることはできません。
私自身、Land view(ランドビュー)のInstagram投稿とホームページ更新を行っていますが、実際の画面へ一枚ずつ入れてみて初めて、余白やトリミングの不足に気づくことがあります。撮影、編集、掲載までを経験することで、次の撮影で残しておきたい画角も少しずつ見えてきました。
何度も確認しながら撮影した写真が、編集によってきれいに仕上がり、Instagramやホームページへ思いどおりに掲載できたときには、心地よい達成感があります。空撮をご依頼いただく際には、どこで、どのように使いたい写真なのかを伺いながら、それぞれの用途に合う撮影方法を一緒に考えていきたいと思います。
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