ドローン活用 第42回|擁壁・法面・排水状況を上空から記録する

擁壁・法面・排水路をドローンで上空から撮影し、敷地の高低差や排水状況を確認するイメージ

土地や建物の確認では、建物そのものだけでなく、敷地を支える擁壁や法面、雨水が流れる排水経路も大切な確認ポイントです。特に高低差のある土地では、地上から一方向だけを見ても、擁壁の長さや法面の広がり、排水のつながりまで把握しにくいことがあります。

ドローンで上空から撮影すると、擁壁の位置、法面の範囲、側溝や水路の方向、敷地全体との関係を一枚のPhotoで整理しやすくなります。真上からは配置や流れを確認しやすく、斜め上空からは高低差や勾配、擁壁の立ち上がりなどを把握しやすくなります。

私自身、不動産の敷地を確認するときは、道路との高低差や排水先を意識して見ることが多くあります。地上から確認した内容を上空写真と組み合わせることで、「この法面はどこまで続いているのか」「雨水はどちらへ流れているのか」など、現地の状況を整理しやすくなると感じています。

また、擁壁表面のひび割れや変色、法面の一部が崩れているように見える箇所、排水溝への土砂や草の堆積などが写真に写る場合もあります。定期的に同じ方向から撮影しておけば、以前との見え方の変化を比較する資料としても役立ちます。大雨の前後などで同じ場所を記録しておくと、変化が起きた箇所を関係者と共有するときにも分かりやすくなります。

ただし、空撮写真だけで擁壁の安全性や構造的な問題、地盤内部の状態、排水能力まで判断できるわけではありません。気になる変化が確認された場合は、施工会社や土木・建築の専門家による現地確認が必要です。

撮影時には、法面付近の樹木や電線、周辺建物、風の影響にも注意し、無理に近づかず安全な距離から記録します。

Land view(ランドビュー)では、不動産・建築分野での経験を活かし、建物だけでなく敷地全体の状態を確認します。擁壁・法面・排水まわりも地上写真と空撮写真を組み合わせ、所有者の方や関係者が現況を把握しやすい資料として残し、必要に応じて専門家への相談につなげていきます。

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