ドローン活用 第23回|縦型動画と横型動画で撮影方法が異なる理由

不動産PR動画を撮影していると、縦型と横型は単なる画面サイズの違いではなく、ほとんど別の撮影だと感じます。画面の中に残せる範囲が違うため、ドローンの高さ、距離、進む方向、旋回の仕方まで変わってきます。
私の場合、縦型動画の撮影を始めると、着陸までどのような順番で見せるかを考えながら飛ばすため、横型動画のことはもちろん、写真撮影のことまで頭から抜けてしまうことがあります。横型を撮っているときも同じです。動画を撮り終えた後に「写真を撮っていなかった」と気づき、改めて離陸することもあります。
縦型では横方向の情報が少なくなるため、対象となる建物や土地を中央付近に残しながら、手前から奥へ道路や周辺環境がつながる構図を考えます。横型では左右の広がりを生かし、敷地と前面道路、街並みまで一緒に見せやすくなります。同じ物件でも、飛行ルートをそのまま使い回せるとは限りません。
もう一つ難しいのがバッテリー管理です。構図を探しながら長く空中にいると、ようやく動画が良い流れになってきたところで残量が少なくなり、帰還や着陸を優先しなければならないことがあります。せっかく良い撮影に入れたのに途中で切り上げることになると、もう少し早く構成を決めておけばよかったと感じます。
そのため最近は、一度に全部撮ろうとせず、縦型、横型、写真と目的を分け、必要に応じて着陸して構成やバッテリー残量を確認してから再び離陸する方が、結果的に落ち着いて撮影できると考えています。撮影回数は増えても、安全確認を挟みながら、それぞれの用途に合った素材を落ち着いて残しやすくなります。
Land view(ランドビュー)では、縦型と横型を単なるサイズ違いとして扱わず、掲載する媒体や完成イメージを確認しながら撮影方法を考えます。現場での失敗や反省も次の撮影に生かし、写真も動画も実際に使いやすい素材として残せるよう、少しずつ改善を重ねています。
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