ドローン活用 第21回|不動産の短尺PR動画で伝えられること

不動産を紹介する際、写真は一枚ごとに情報を確認しやすい反面、敷地の広がりや周辺とのつながりを連続して伝えることは得意ではありません。そこで役立つのが短尺PR動画です。
例えば売土地なら、少し離れた位置から対象地へ近づき、前面道路、敷地全体、周辺環境へと視点を移すことで、「どこにあり、どのような場所なのか」を短時間でイメージしてもらいやすくなります。建売住宅や中古住宅では、建物の正面だけでなく、駐車場や庭、道路との関係まで動きの中で見せることができます。
分譲地では、上空から全体を見せた後、ゆっくり旋回しながら各区画や周辺の街並みを映す方法も考えられます。静止画では分かりにくい距離感や広がりを、視点が動くことで伝えられるのは動画の大きな特徴です。
一方で、短い動画だからこそ、何でも詰め込めばよいわけではありません。飛行速度や旋回速度が速すぎると、物件を確認する前に映像が進んでしまいます。後から編集で速度を調整できる場合もありますが、撮影時の動きが不自然だと、修正には限界があります。そのため、完成した動画を想像しながら、撮影時からゆっくり滑らかに動かすことが大切です。
また、Instagramなどの縦型動画と、ホームページで使う横型動画では構図が異なります。写真と同じように、どこへ掲載するかを事前に決めておくことで、必要な画角を残しやすくなります。
短尺動画は、物件のすべてを説明するものではなく、「もう少し詳しく見てみたい」と思っていただく入口として使うのが向いていると考えています。詳細な面積や設備、条件などは写真や物件ページで確認してもらい、動画では全体の雰囲気や位置関係を分かりやすく伝えます。
Land view(ランドビュー)では、不動産実務と実際の撮影・掲載経験を踏まえ、物件ごとに見せたい内容を整理しながら短尺PR動画をご提案します。写真だけでは伝わりにくい部分を動画で補い、見る方が物件をイメージしやすい発信につなげたいと考えています。
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