ドローン活用 第20回|不動産PR写真は何枚あると分かりやすいか

不動産のPR写真は、一枚で物件の特徴が十分に伝われば理想的です。ただ実際には、見る角度によって分かる情報が異なるため、数枚を組み合わせた方が伝わりやすいことがあります。
例えば売土地では、境界付近や敷地の形状を確認するには、ドローンで真上から撮影した写真が分かりやすい場合があります。道路との接し方や隣接地との位置関係も、俯瞰すると整理しやすくなります。一方、土地の高低差や道路との段差、法面などは、真上からでは分かりにくく、斜めや横方向から撮影した写真を併用する必要があります。
そのため、空撮写真は「何枚必要か」を先に決めるより、「何を伝えたいか」を整理してから必要な画角を考える方が実用的です。全体像、道路との関係、高低差、周辺環境など、それぞれ役割の違う写真を選ぶことで、同じような写真ばかりになることも避けられます。必要に応じて地上写真も加え、空からでは伝わりにくい細部を補うことも大切です。
個人的には、普段地上から見ることのない高さから、建物や土地を斜めに撮影した写真もドローン空撮ならではの面白さがあると感じています。真上からの写真とは違い、立体感や周辺との距離感が伝わり、物件を見る方に新しい視点を提供できます。
分譲地では、全体を高い位置から撮影するだけでなく、二階建て住宅の窓に近い高さを一つの目安として、敷地周辺をゆっくり旋回撮影する方法も参考になるのではないかと考えています。安全や周辺状況を十分に確認したうえで、実際の暮らしに近い高さから街並みや周辺環境がどう見えるのか、今後試していきたい撮影方法です。将来建物が建ったときの視線を想像する材料としても活用できそうです。
Land view(ランドビュー)では、空撮写真は3~5枚程度を一つの目安としながらも、枚数だけにこだわらず、物件ごとに必要な視点を考えます。真上、斜め、横方向などを組み合わせ、見る方が物件を理解しやすい写真構成をご提案したいと考えています。
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