敷地調査・建物点検 第6回|造成や擁壁の履歴

土地を調べる際、道路や境界とあわせて確認しておきたいのが、造成や擁壁の履歴です。平坦に見える土地でも、過去に盛土や切土が行われていたり、隣地や道路との高低差を支える擁壁が設けられていたりすることがあります。
造成とは、土地を建物や駐車場などに利用しやすい状態に整える工事のことです。斜面を削る切土、土を盛る盛土、敷地を平らにする工事、排水経路の整備などが含まれます。造成された土地では、工事の時期や内容、排水の流れ、地盤や周辺との高低差を確認しておくことが大切です。
擁壁については、ひび割れ、傾き、ふくらみ、水抜き穴の有無、排水状況、古いブロック積みや石積みの状態などを確認します。擁壁は敷地を支える重要な工作物ですが、古いものや施工内容が分かりにくいものは、将来の建築計画や売買条件に影響することがあります。
特に注意したいのは、擁壁の上や近くに建物を建てる場合です。擁壁の高さや構造、設置時期、確認申請や検査の有無によっては、建築会社や設計者、行政への確認が必要になることがあります。見た目だけで判断せず、資料と現地状況を合わせて整理することが重要です。
また、造成や擁壁は排水とも関係します。雨水が擁壁の裏側にたまりやすい状態では、ひび割れや劣化の原因になることがあります。水抜き穴がふさがっていないか、敷地内に水がたまりやすい場所がないか、隣地へ水が流れていないかも確認したいポイントです。
売却する側にとっては、造成や擁壁の状況を事前に把握しておくことで、買主様への説明や価格・条件の整理がしやすくなります。購入する側にとっては、建築費や外構費、将来の維持管理に関わるため、契約前の確認が安心につながります。
株式会社Land view(ランドビュー)では、四国中央市を拠点に、観音寺市・三豊市・新居浜市・高松市周辺まで、敷地調査・建物点検のご相談に対応しています。造成や擁壁についても、現地確認と資料確認を行い、必要に応じて建築会社と連携しながら、売買・建築・活用の判断材料として整理いたします。
▼敷地調査・建物点検|土地や建物の現状確認からドローンによる外部確認まで
https://landview.jp/blog/20250331_2496/
