ドローン活用 第40回|空き家を定期撮影して以前の状態と比較する

空き家管理では、一度だけ現況を確認するより、同じ建物を継続して記録することに大きな意味があります。屋根材のずれ、雨樋まわり、外壁上部、庭木の伸び、雑草の繁茂などは、少しずつ変化するため、その時だけ見ても以前との違いが分かりにくいことがあります。
そこで、定期的にドローンで撮影し、できるだけ同じ高さ、方向、画角のPhotoを残しておくと、前回との比較がしやすくなります。屋根全体を見渡す写真、建物と敷地を斜め上空から見る写真、庭や進入路まで含めた写真など、毎回ある程度同じ構成で残しておくことがポイントです。
私自身、過去の写真と並べて見て初めて「庭木がかなり伸びている」「屋根まわりの見え方が変わっている」と気づくことがあります。撮影したその日には問題がないように見えても、数か月後に比較することで変化が分かる場合があります。
季節によっても見え方は変わります。春から夏は雑草や庭木が一気に伸び、秋には落ち葉が雨樋や敷地内にたまりやすくなります。撮影時期も記録しておけば、季節変化なのか、対応が必要な変化なのかを考える材料になります。
特に遠方に住む所有者の方にとっては、現地へ行かなくても以前と現在の状態を写真で確認できることは安心材料の一つです。撮影日ごとにPhotoを整理し、Googleドライブなどで共有しておけば、過去の記録も見返しやすくなります。
一方、空撮写真だけで建物内部の劣化や雨漏りの原因まで判断できるわけではありません。写真で気になる変化が見つかった場合は、必要に応じて現地での詳しい確認や専門業者による点検が必要です。
Land view(ランドビュー)では、空き家等管理・敷地チェックとドローン空撮を組み合わせ、建物だけでなく敷地全体を継続して記録します。「以前と比べてどう変わったか」を確認できる資料として残し、気になる箇所があれば必要に応じて協力先や専門業者への相談につなげるなど、その後の対応まで考えた管理を目指しています。
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