相続不動産 第11回|農地を相続する前に確認したいこと

農地は、宅地や建物とは異なり、相続前に確認しておきたい事項が多い不動産です。登記簿上の地目が「田」「畑」になっている土地だけでなく、現在は耕作していない土地や、家族以外の方が利用している土地が含まれていることもあります。まずは、どこにどの農地があるのか、地番・面積・現況を整理することが大切です。
次に確認したいのが、現在誰が耕作しているのかという点です。親族が使っているのか、近隣の農家へ貸しているのか、利用していないのかによって、相続後の管理方法は変わります。口頭だけで貸しているケースでは、賃貸借や使用貸借などの関係を確認し、分かる範囲で家族に伝えておくと安心です。
また、農地は自由に宅地へ変更したり、通常の土地と同じ感覚で売却したりできるとは限りません。農業振興地域の農用地区域に含まれているか、農地転用の際にどのような手続きが必要になるかなど、土地ごとの条件を確認する必要があります。将来、住宅用地として使いたい、売却したいと考えていても、希望どおりに利用できない場合があります。
農地を相続した場合は、相続登記とは別に、その農地の所在地を管轄する農業委員会への届出が必要です。相続後に慌てないためにも、農地の一覧や位置、利用状況を相続前から整理しておくことが重要です。
特に注意したいのが、子どもが農地の場所を把握していないケースです。田畑が連なる地域では、地番や住宅地図だけでは現地で特定しにくいことがあります。所有者が元気なうちに一緒に現地を確認し、地図や写真、空撮写真などで位置を残しておく方法も役立ちます。
株式会社Land view(ランドビュー)では、四国中央市を拠点に、観音寺市・三豊市・新居浜市・高松市周辺まで、相続前の不動産整理や敷地調査、現地確認、売却相談に対応しています。農地についても、まず現状を整理し、必要に応じて農業委員会や土地家屋調査士、行政書士などの専門家と連携しながら、今後の方向性を考えることが大切です。
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