地域を活性化するために

高齢化が進む中で、団塊の世代を中心とした多くの方が仕事や生活の利便性を求め、関東圏や近畿圏といった都市部に移り住み、そのまま居住し続けてきました。その結果、現在では都市部周辺で墓地不足といった問題が表面化してきているそうです。これは生活インフラや公共施設の整備だけでなく、終の住処に関する需要も都市部に集中していることを意味しています。
こうした流れに加えて、さらにその上の世代、つまり団塊の世代の親世代の相続が進み、地方に住んでいた高齢者の資産、特に預貯金が都市部に住む相続人へと移転し始めています。このような相続による資金移動は、地方経済や地域の金融機関にとって大きな課題です。地方の金融機関では預金残高が減少傾向にあり、貸し出し余力の低下や地域経済への投資機会の縮小が懸念されています。
2024年3月時点のデータによれば、日本全体の個人預金のうち26.4%が東京に集中しています。これは、首都圏における金融力の強まりを示すと同時に、地方における資金不足という現実を反映しています。特に地方の小規模な不動産業者や建設業者、地域密着型のサービス業にとっては、資金の流出が経営に与える影響は小さくありません。このような中で、地方に残された不動産、特に空き家をどう活用していくかが、今後の地域活性化において重要な課題となってきます。
株式会社Land view(ランドビュー)では、四国中央市を中心に空き家や土地に関する不動産情報を収集し、それらを必要としている方々に丁寧にご紹介することを心がけています。地方の不動産には、都市部にはない自然や環境、ゆとりのある生活空間など、多くの魅力があります。これらを適切に活用することで、地域全体の価値向上にもつながっていくと考えています。
私自身、四国中央市に暮らし、そんな中で日々感じるのは、やはり「地域の力」は人のつながりと不動産の活用にかかっているということです。空き家となった実家を相続したものの、どうすればよいかわからないという方も多くいらっしゃるかと思います。放置された不動産は、税金や管理の負担になるばかりか、周囲の環境にも悪影響を与えかねません。
ランドビューでは、そうした不動産のお悩みに一つ一つ寄り添い、できるだけ地域にとって前向きな形での活用方法をご提案できるよう努めております。
不動産の売却や活用方法に悩んでいる方、また四国中央市で新たな生活の場をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。無理のない提案と、地域の情報に基づいた対応を心がけてまいります。