上空に落とし穴?
最近、当社にご相談いただく土地の売却案件において、「上空障害」に関する事例が続いています。上空障害とは、敷地の上空に他者の設備(電線や電話線、テレビ線、支線など)が架設されている状態を指します。こうした状況が確認された場合、建築計画や将来の活用に支障をきたす可能性があり、取引前に正確に把握しておくことが非常に重要です。
上空障害がある土地は、たとえ地上部分に問題がなかったとしても、建築物の配置計画に影響を与えることがあります。たとえば建物を建てようとしたとき、電線が真上に通っていれば足場が設置できず、工事自体が難しくなるケースもあります。また、電線や支線が越境していることで、電力会社などとの調整や移設交渉が必要になることもあり、その費用負担や工期への影響について事前に把握しておかないと、買主とのトラブルにつながる可能性もあります。
土地を売却するご予定のある方にお伝えしたいのは、「地面だけでなく、上空にも目を向けることが大切です」ということです。上空に設備があるかどうかは、現地確認だけでは分かりにくいこともありますので、現地調査や役所・電力会社への問合せなどを通じて、きちんと確認しておくことをおすすめします。特に、古い分譲地や既存住宅地では、敷地をまたいで電線が通っていることがあり、これらは将来的な土地活用の障害となることも考えられます。
株式会社Land viewでは、売却をご検討中の方に対して、現地の確認を含めた個別相談を承っております。上空障害に関する事前チェックはもちろん、建築に支障が出る可能性や法的な注意点についても、地域に密着した視点でご説明いたします。なお、法的リスクを含むチェックリストなどを無料で配布することは行っておりませんが、個別にご相談いただければ、適切な調査や助言を行わせていただきます。
私は、土地の価値を最大限に活かすためにも、「見える部分」だけでなく、「見えにくい部分」にも目を配ることが、より円滑な売却への第一歩だと感じています。
四国中央市やその周辺で土地の売却をご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。どんなに小さなことでも丁寧にお話を伺い、皆さまのお役に立てるよう努めてまいります。
※物件周辺の環境や設備、またペットとの暮らしを検討される方への配慮なども含め、総合的にご案内しております。土地の売却・購入に関する不安や疑問がある方は、ぜひ一度、株式会社Land viewまでお問い合わせください。
皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。