【第1回】空き家を高く・早く売るための秘訣 ― リフォームは効果的?


空き家を売却しようと考えたとき、誰もが「少しでも高く売りたい」と思うのは自然なことです。しかし、売却前にリフォームをするかどうかは悩みどころです。この記事では、空き家をという方法のメリットについて詳しく解説します。
まず、空き家を探している購入希望者は、多くの場合インターネットのポータルサイトや不動産会社の紹介で物件をチェックします。その際、第一印象を決めるのは「写真の見た目」です。古びた外観や傷んだ内装が目に入ると、どれだけ立地がよくても候補から外されてしまう可能性が高くなります。
そのため、売却前にリフォームをして外観や内装の印象を良くしておくと、「とりあえず内覧してみよう」という反応を得やすくなり、販売機会が大きく広がります。実際、不動産市場では「見た目が7割」とも言われるほど、第一印象の良し悪しが成約に大きく影響するのです。
また、リフォーム済みの空き家は「即入居可」という点でも有利です。特に、子育て世帯や仕事の都合で早めの引っ越しを希望する購入者にとって、「買ったその日から住める家」は大きな魅力になります。
さらに、ローンの面でもメリットがあります。リフォーム前の空き家を購入した場合、購入者は住宅ローンとは別にリフォームローンを組む必要があることが多く、金利が高くなりがちです。しかしリフォーム済みの物件であれば、すべてを住宅ローンに含めて低金利で支払うことができ、購入者の負担が軽減されるという利点もあります。
このように、リフォームを施すことで購入者にとってのメリットを増やし、競争力の高い物件に仕上げることができるのです。
 

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